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ウクレレのしくみを確認しよう!

ウクレレは4弦の楽器です。ギターは6弦の楽器で、ウクレレはギターの赤ちゃんのようなイメージがあるかと思います。大きさはギターの半分くらいしかありませんが、基本構造はギターとウクレレは同じです。弦をポロンと鳴らしてみてください。なんとも心地よい音が聞えます。
 

ポルトガルからの移民が持ち込んだブラギーニャ(braguinha)と呼ばれる楽器を起源とし、ハワイで独自に改良を重ねられて現在の形になったとされる。高級なものにはしばしばハワイ特産のコアの木(koa)が材料として用いられる。また、現在のウクレレを確立したのはマヌエル・ヌナスとされている。
ウクレレという言葉はハワイ語で「飛び跳ねる(lele)ノミ(ʻuku)」という意味で、当時の人気奏者のあだ名から取られたとも、小さな楽器の上で奏者の指が目まぐるしく動く様を表現したとも言われている。
(引用/wikipedia)



すでにウクレレを弾いている方には無駄なお話かもしれませんが、本当にはじめてウクレレを持った方のために少しばかりウクレレのしくみをお教えします。すでにご存じの方はこのページは飛ばしていただいても構いません。
 

ウクレレの仕組み
 
ウクレレの頭の部分がヘッド。
ねじ巻き部分がペグと言います。
 
これはギア式のペグです。
最近はこのタイプが主流です。

 ウクレレの頭の部分はヘッドと言います。そして弦が巻き付けてある場所の事をペグと言います。最近はギア式のペグが主流になりました。チューニングしやすく、ずれにくい特徴があります。縦型のペグはチューニングしにくいので交換することが出来ます。10年ほど前はギア式のペグは少なかったんですよ。

 
この白い部分はナット。
とても重要な部品です。
 
胴の部分はボディです。
表の板はトップと言います。

ウクレレの頭の部分についている白い部品のことをナットと言います。ウクレレの音を左右する重要な部品です。この部分の高さを削って調整することによって弾きやすくする事が出来ますが、絶対に自分でやらないようにしてください。この作業はプロのメンテナンスマンに依頼しなければいけません。自分で勝手に削ってしまうとビビりが出たり、最悪の場合はまともに音が鳴らなくなります。
「これくらい自分で出来る!」と削ってしまい、どうしようもならなくなった人も多数いらっしゃいます。いくら手先が器用でも、自分で行うべきではありません。
本体部分はボディです。表面の板の事をトップと言います。この素材によってウクレレの音は基本的に決まります。良い音のウクレレは良い材料を使ってあります。良い材料を使う事によって値段も高くなります。

首の部分はネックです。
人間と同じ名前です。
ウクレレの弦を支えるサドル。
ベース部分はブリッジです。

ウクレレの首の部分はネックです。メーカーによって厚みや形状が微妙に違います。これは実際に楽器に触ってみなければわからない部分です。初心者の方は最初はあまり気にしなくても良いでしょう。2本目、3本目となったらこのあたりも考えられるようになると良いですね。しかし、ウクレレのネックの厚みなどは表記されていません。カタログなどにも記載されていませんのでショップの方に聞いても教えてくれません。問い合わせしても答えはありませんから、このネックの厚みをシビアに選びたい場合は実際の楽器を触る以外に方法はありません。
弦を支えている場所がサドルです。その下のベース部分はブリッジと言います。ウクレレの弦はこのブリッジ部分からペグまでつながっています。このサドル部分は温度や湿度の変化で壊れる場合があります。絶対に車の中などに置いたままにしないようにしてください。
サドルの高さもプロのリペアマンに依頼して高さ調整が可能です。弦の高さを低くして弾きやすくすることが出来ますが、ほんの数ミリの調整で音がおかしくなることがあります。ナットと同様に絶対に自分で削るようなことはしないでください。

ウクレレの裏側です。
バックと言います。
ウクレレの横側はサイドです。
ぶつけないように気を付けて。
真ん中の穴はサウンドホール。
ホコリがたまりやすいです。
木の部分は指板。
金属部分はフレットです。
1~4弦まであります。

ウクレレのサイドとバックです。ぶつけたりすると割れることがありますから気を付けましょう。割れてしまったウクレレは修理することが出来ても音は元に戻りません。非常に薄い板を使ってありますからご注意ください。
ボディーの真ん中の穴はサウンドホールです。この部分から反響した音が出てきます。絶妙な計算と設計によって音がよりよく出るようになっています。たまにこのサウンドホールの中のほこりを取り除いてください。さかさまにして振るだけでも構いません。ペットを飼っている家ではこのサウンドホールの中に猫の毛・犬の毛が大量に入っていることがあります。長年ほったらかしにしているウクレレだと恐ろしいくらいほこりがたまっていて中でカサカサ音がします。時にはゴキブリの死骸も出てくるような事だってあります。
ウクレレの弦は4本あります。主にナイロン系の弦が使ってあります。弦の種類は様々ありますが初心者の方は購入したウクレレについていた弦をそのまま使うことがほとんどです。最初のうちは特に交換しなくても良いのですが、弦も段々劣化してきます。その場合は交換が必要です。交換時期は劣化具合によって違いますが1年に1度くらいは変えたほうが良いでしょう。人の数倍練習をしている人の場合は早い人で1~2か月で弦がボロボロになることもあります。

  
 
 
 
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